ABOUT

石川県に引っ越してきて、約3年が経った2019年、「織窯」を立ち上げました。
平野が広がり、空が大きく、こちらにはかつて自身が体感したことが無いような自然がありました。北陸特有の湿度と、強い風、移ろいやすい天候。それらによって、地上から上空まで雄大に駆け上る水蒸気の様は、まるでターナーが描く大気のようでした。ここで何かを表現するなら、この大気だと考えました。厳しくもあり、時折優しく輝くこともあるその空に、切々たる情操を込め、小紋に展開しています。
「織窯」の表現は、色彩が全てです。
作品の原点は、過去に学んだ染織作品の制作と研究にあります。スーッと色彩が抜けていく、あの瑞々しい表現と、丹精を込めて織りなす手仕事の美しさを、ここにも取り入れようと、その由来から「織窯」という名前を付けました。


南 幸(Minami Miyuki)

【略歴】
1979 奈良県生まれ
2002 大阪芸術大学 芸術学部 工芸学科 染織コース 卒業
2004 大阪芸術大学大学院 芸術文化研究科 美学美術史学 修了
2016 石川県に移住 
2017 九谷焼窯元への就職
2019 九谷焼技術研修所 実習科 加飾コース 修了
    九谷焼技術研究所 卒業制作展 理事長賞受賞
   「織窯」創設


【最後に】
安全にご使用していただく為、織窯で使用する絵の具は、無鉛絵具という鉛を一切含まない安全な和絵具のみを使用しております。
素地は、九谷の素地屋さんで購入した九谷の磁器を使用しております。

織窯が最も大切にしているのは、豊かな色彩表現です。
今後も、色と色の掛け合いによる広がりを表現することに、精魂を傾けていきます。


*九谷焼の特徴でもある、ふっくらと厚みを持たせた塗り方をしております。そのため絵の具に貫入が入っておりますが、ご使用に影響はございません。
*白金(プラチナ)、金、銀を使用している作品につきましては、電子レンジのご使用はできません。
*長くご使用いただく為に、食洗機のご使用は、お避けください。

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